25日に急死した人気歌手マイケル・ジャクソンさんについて、AP通信は26日、死因を心臓発作とする関係者の話を伝えた。

 関係者によると、ジャクソンさんは“復活”を懸けたロンドン公演を7月に控え、個人トレーナーと専属の心臓病専門医の下でリハーサルや体力維持トレーニングに励んでおり、猛練習で心臓に負担がかかりすぎた可能性もある。

 26日に遺体を解剖した米ロサンゼルス郡検視局は記者会見で、ジャクソンさんが処方薬を使用していたことを確認したが、薬物の種類は明らかにしなかった。

 ジャクソンさんの元代理人は、ジャクソンさんがかつて舞台から落ちて足を骨折したことなどから、鎮痛剤を過剰摂取していたと指摘。また米CNNテレビによると、急死の前夜、ジャクソンさんは気分が悪いと訴えていたという。

 ロサンゼルス市警幹部は、救急隊の到着前に自宅で蘇生(そせい)措置を施した専属医の男性に「事情を聴くつもりだ」と述べた。既に専属医の車を押収、車内に薬物などがないか調べている。

 検視局は、ジャクソンさんの体に外傷などはなかったと発表。毒物検査などによる最終的な死因特定には4~6週間かかるとの見通しを示した。

 同市消防局はジャクソンさん宅からの通報内容を公開。通報者の男性の話から、ジャクソンさんに異変があった際、専属医が付き添っていたことが分かった。

 ジャクソンさんの死去から一夜明けたロサンゼルス・ハリウッドの目抜き通りでは、ジャクソンさんのハリウッド殿堂入りを記念するプレートの周辺に約2000人のファンが集まった。ロンドン、パリなど世界各地でもファンによる追悼の動きが広がった。

 [2009年6月27日12時39分]ソーシャルブックマーク