歌手北島三郎(72)が1日、昨年12月に亡くなった作曲家遠藤実さんの遺作「比叡の風」を、大津市・比叡山延暦寺の根本中堂で熱唱、奉納した。

 遠藤さんの延暦寺への崇敬の念を届けるべく、親しかった北島が歌った。国宝の根本中堂で芸能関係者が歌を奉納するのは初めてという。

 半田孝淳天台座主の成功祈願法要の後、羽織はかま姿の北島が本尊の薬師如来像を背に立ち、情感たっぷりに歌い上げた。

 生前の遠藤さんと延暦寺を訪れる約束をしていたという北島。「背中の辺りに遠藤先生が降りて来たような感じがする。母なる山で奉納できて幸せ。歌の歴史の1ページに残るのではないか」と感慨深げに語った。

 [2009年7月1日21時6分]ソーシャルブックマーク