あの夏の名勝負が、知られざるドラマや新証言とともによみがえる-。8月1日(土)夜7時から、テレビ朝日系で「神様に選ばれた試合~いま甦る真夏の名勝負~」が放送される。季節を「真夏」に絞り、「3つの伝説名勝負」の見どころを紹介していきます。
<第1回>北京五輪
日の丸を背負った男たちの涙の感動秘話~あの夜
男たちに何があったのか~
北島康介…平泳ぎ2種目で2大会連続の金メダル!
そんな北島が、どうしても獲りたいとこだわっていたメダルがあった。最終日に行われる400メートルメドレーリレー。
「国と国との戦い。あのメダルは欲しかった」
しかし、リレーの第4泳者・佐藤に「アンカーの重圧」がのしかかり、メダルどころか「出場の危機」すら立ち込めていた!
誰もが口を揃えて語る。「あいつは類稀な才能に恵まれながら、競泳選手には欠かせないメンタルコントロールができない男」…。そんな佐藤に、さらに心を揺さぶられる「衝撃の事実」が突きつけられた。
この日は、佐藤にとって19回目の誕生日だった。着信表示を見ると、父弘さん。誕生日を覚えていてくれたんだと思いながら電話に出ると、聞こえてきたのは弟の声。そして我が耳を疑う事実が告げられる。
「お父さんが…死んだ……」
佐藤は塞ぎ込んだ。明らかに落ち込んでいた。しかし、北島は語る。
「弱音吐いてんじゃねえって。メダル取りてえんだろって」
“エース北島の檄”に男は応えた…。
あのメダル獲得の舞台裏にあった“父との約束”。涙なしでは見られない感動の物語です。
[2009年7月28日14時0分]ソーシャルブックマーク