08年10月に肺炎で亡くなった歌手の故フランク永井さん(享年76)の東京・目黒区の自宅跡地にパプアニューギニア大使館が建築されていることが28日、分かった。4月1日に工事が始まり、12月25日に完成予定だ。

 事情を知る関係者によると、07年1月に永井さんの遺族が不動産会社に売却した土地を、パプアニューギニア政府が昨年6月に購入したという。この関係者は「マウエ大使をはじめ、大使館職員の方々は、ここが永井さんの自宅跡地とはご存じのはずです」と話している。有名人の自宅跡地が、大使館になるのは極めて異例だが、天国の永井さんはかつて所有し、自宅をかまえた土地が国際交流の場となることに何を思うだろうか。

 [2009年11月29日6時35分]ソーシャルブックマーク