昨年8月、合成麻薬MDMAを一緒にのんで容体が急変した飲食店従業員田中香織さん(当時30)を放置し死亡させたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われ裁判員裁判となる元俳優押尾学被告(31)の弁護人は26日、「必要な保護措置を取っており、遺棄行為には当たらない」と、公判で無罪を主張する方針を明らかにした。

 田中さんに合成麻薬MDMAを渡したとする麻薬取締法違反罪についても無罪を訴える一方、同じ合成麻薬であるTFMPPの所持罪については認める。

 弁護人によると、被告は「田中さんが自分で持ち込んだMDMAを自分でのんだ」と主張。容体の急変後、田中さんに心臓マッサージなどを行ったが死亡を確認した、と説明しているという。

 容体の急変から死亡まで1時間近くあったとする検察側に対し、弁護人は「数分程度の時間しかなく、救急車を呼んでも助からない可能性があった」としている。

 [2010年1月26日17時59分]ソーシャルブックマーク