保護責任者遺棄致死罪などで起訴された俳優押尾学被告(31)が、事件当時にマネジャーだった男性に、身代わりを頼んだ疑いが出てきた。男性が29日までに警視庁捜査1課の事情聴取に応じ、同被告との事件当日のやり取りを明かしていたことが分かった。

 TBSの報道番組によると、昨年8月2日、押尾被告は東京都港区の六本木ヒルズのマンションで押尾被告と一緒にいた飲食店従業員田中香織さん(当時30)がMDMAを飲んで死亡した際、押尾被告は呼び出した元マネジャーに「一生面倒見るから」と身代わりになってくれるように相談。元マネジャーが「携帯電話の履歴が残っているから無理」と拒否すると「お前も一緒にいたことにことにして、オレがいなくなった後に(田中さんが)急変したことにしてくれ」と迫ったという。元マネジャーは、田中さんの携帯電話を捨てた証拠隠滅罪で東京簡裁から罰金20万円の略式命令を受けている。

 [2010年1月30日6時15分]ソーシャルブックマーク