10日に死去した劇作家つかこうへいさんが生前、知人らにあて残していたコメントの全文を、つかこうへい事務所(東京都北区)が12日、公表した。つかさんが4月ごろ、事務所関係者に預け、死後に開封するよう頼んでいた。

 コメントは1月1日付。「思えば恥の多い人生でございました」と振り返り、自身に信仰する宗教はなく、葬儀やお別れの会は遠慮すると述べている。

 遺骨については「娘に日本と韓国の間、対馬海峡あたりで散骨してもらおうと思っています」と説明。「今までの過分なる御厚意、本当にありがとうございます」と感謝の言葉で結んでいる。

 [2010年7月12日20時31分]ソーシャルブックマーク