「高千穂峡」がヒット中の演歌歌手北山たけし(36)が23日、ご当地の宮崎・高千穂町武道館でふれあいコンサートを開催した。会場には、関東からのツアー客も含め約2000人が詰めかけた。

 コンサートは、師匠で義父の北島三郎(73)のビデオメッセージからスタート。一昨年のNHK紅白歌合戦で来たブルーの衣装で登場した北山は「普段、タンスの中にしまってありましが、今日のために出して来ました。100%ポリエステルです」と、北島から学んだ軽妙な話術で、会場を爆笑の渦に包んだ。

 22日に発売されたアルバム「日本の情景

 神話のふる里」の収録曲なども披露。途中、2階席も含め会場全体を歌いながら回り、ファンと触れ合った。最後は北島の「まつり」の大合唱で締め、ステージには応援に駆けつけた北島夫人で義母の雅子さん(73)らも上がって盛り上げた。

 北山は5月に宮崎口蹄(こうてい)疫問題が発生直後からチャリティー活動を行っている。今回は終息後のコンサートで「町全体が落ち着きを取り戻したことを痛感しました」と喜んだ。10月6日には東京・銀座博品館で、口蹄疫のチャリティーコンサートを行う。6年連続6回目のNHK紅白出場に向け「悔いの残らないような活動をしていきたです」と話した。

 [2010年9月23日20時45分]ソーシャルブックマーク