10月7日に都内の自宅で自殺した大手レコード会社、ワーナーミュージック・ジャパン社長の吉田敬さん(享年48)のお別れの会が18日、都内のホテルで営まれた。

 吉田さんがデビュー以来力を注いだ歌手絢香(22)は、会が始まる3時間前の午後1時ごろ、マネジャーと一緒に訪れた。昨年のNHK紅白歌合戦を最後に無期限活動休止に入っており、約11カ月ぶりの公の場に姿を見せた。関係者によると、絢香は「自身が参列してクローズアップされるのは迷惑がかかる」として、定刻を前倒しし献花した。

 絢香は文書で「吉田社長のアーティストへの愛情と、音楽に対するピュアな気持ちと姿勢。その真っすぐさが私は大好きでした。もし、吉田社長に出会っていなければ、今の私はいない、と思っています。この感謝の気持ちは言葉では表現しきれません」とコメントを発表した。

 [2010年11月19日6時22分]ソーシャルブックマーク