華道家仮屋崎省吾氏(52)が1日、東京・赤坂消防署の一日署長に任命され、管内のホテルで行われた消防演習に参加した。春の火災予防運動の一環で、はしご車で地上5階に上がりながら放水演習などを指揮した。「1人でも多くの方に、火事の恐ろしさと、救急の大切さを知ってもらいたい」と話した。

 かつて、鍋でシチューを煮ている時に火元を離れ、火事の1歩手前の危険を味わったことがあるという。「何度か救急車のお世話にもなって、消防隊員に皆さんのありがたさを感じます」。消防隊員の活動を見学し「緊張しまくり」と表情を引き締めたが、勇敢な隊員たちに囲まれた気分を聞かれると「そのへんはちょっと幸せかな」と笑顔をみせていた。