エンターテインメント業界で優れた業績を上げたプロデューサーに贈る「第6回

 渡辺晋賞」に作曲家の三枝成彰氏(68)が選ばれ、故・渡辺晋氏の誕生日である2日、都内で表彰式が行われた。三枝氏は作曲家としてだけでなく、現在は六本木男声合唱団を立ち上げ、国内外で演奏活動を行うなど幅広く活躍している。こうした数々の企画のプロデュース力が認められた。

 三枝氏は「プロデューサーという概念を持っていなかったので、受賞を聞いて驚いた」と言い、「渡辺晋さんとは比べものにならないくらい何もしていない。(過去の受賞者も)すごい人ばかりで申し訳ない」と恐縮した。

 前回受賞者の秋元康氏(54)は「三枝さんは周りをプロデュースしてる。多くの人が何か感じ、刺激されて育っていく。これが渡辺晋賞にふさわしい由縁では」と称賛した。