日本コロムビア創立100周年記念歌謡曲アーティスト伊藤美裕(24)のお披露目イベントが18日、都内で行われた。レコード会社の老舗の日本コロムビアは、09年に創立100周年を迎えた。

 その記念事業として新人歌手オーディション「歌姫を探せ!!オーディション」を開催。京都の大学生で、アカペラサークルに所属していた伊藤は約1000人の中から「恋に落ちて」(小林明子)などを歌い、全国の予選・決勝を勝ち抜いた。すでに北海道のテレビ局に内定(制作部門)していたが、「歌手が私の転職」と丁重に内定を断り、歌手の道を選んだ。

 山口百恵が目標で、キャッチコピーは「歌謡曲の歌姫」。20日に80年代をほうふつとさせ、その世代には懐かしく、若者には新鮮な「六本木星屑(スターダスト)」でデビューする。六本木を舞台に9人の男性の名前が登場する斬新な内容で、「ディスコに通ったり当時の雰囲気を勉強しました」という伊藤は「子供からお年寄りまで聞いていただける歌手になりたい」と抱負を語った。

 この日のイベントには事務所の先輩で、ディナーショーの帝王の異名を取る松崎しげる(61)も駆けつけ「壁もあるけど、挑戦する心を忘れないで」とアドバイス。デビューを祝し星のように輝くマイクをプレゼントしていた。