日本音楽著作権協会（ＪＡＳＲＡＣ）は２４日、インターネット配信やカラオケなどで徴収した２０１０年度の著作物使用料に基づき、作詞家や作曲家など権利者に分配した額が多かった曲のランキングを発表した。

　上位５曲は１位「残酷な天使のテーゼ」（高橋洋子）２位「Ｂｕｔｔｅｒｆｌｙ」（木村カエラ）３位「また君に恋してる」（ビリー・バンバン、坂本冬美）４位「ふたつの唇」（ＥＸＩＬＥ）５位「キセキ」（ＧＲｅｅｅｅＮ）。

　「残酷な－」はアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌で、パチンコ・パチスロ機の音楽に使われたほか、カラオケでもよく歌われた。結婚式の定番曲として人気の「Ｂｕｔｔｅｒｆｌｙ」は式場で多く使用され、音楽配信などの部門で１位。「また君に－」はカラオケ部門１位だった。

　またＪＡＳＲＡＣは同日、東日本大震災の復興支援基金を創設し、権利者らに寄付などを呼び掛けることを明らかにした。都倉俊一会長は、自身が作曲した「ペッパー警部」「サウスポー」の通信カラオケでの著作物使用料を９月から１年間寄付するという。