デビュー13年目を迎えた演歌歌手氷川きよし(34)が7日、東京ドームシティ・ラクーアガーデンシティで21枚目のシングル「櫻」(8日発売)の記念ミニライブを行った。

 早朝からの雨天にもかかわらず「情熱のマリアッチ」から約4カ月半ぶりの新曲発売イベントにファン約2000人が集まった。

 白のタキシードで登場した氷川は、「多くのみなさんの心に残るように日々歌ってまいります」と話し、「これからもずっと歌っていきたい曲です」と新曲を紹介。ステージに用意された本物の桜をバックに6曲を披露した。

 新曲「櫻」は、作詞になかにし礼、作曲に平尾昌晃を迎え、氷川にとって初めて2人のコンビ作を歌う。「初めて詞をもらったときは涙が止まらなくなりました。大切な人が亡くなった追悼の思いで、何年たっても忘れずにずっと愛している曲。さくらになって再び会えるという気持ちを、みなさんの心に届けたいですね」と意気込み、「34歳にもなり、大人のラブソングを歌ってきたいです」と新曲をPRした。

 桜の花見をしたことがない氷川は、新曲にちなんで花見をやるとすれば、「マネジャーやヘアメークさんですかね」と笑い、「ファンのみなさんと一緒に」と答えると、会場のファンからの声援が送られた。