演歌歌手三山ひろし(31)が21日、東京・柴又帝釈天で、ファーストコンサートに向けたPRイベントを開き、「寅さん」ルックで、大みそかのNHK紅白歌合戦初出場を目指すことを宣言した。

 三山は「昭和」にちなんだ場所でイベントを続けており、今回もその一環。帝釈天が映画「男はつらいよ」ゆかりの場所であるためこの日、三山は同作品の主人公、寅さんの衣装で登場。歌手版“平成の寅さん”になりきって、約600人の前で最新シングル「女に生まれて」など6曲を熱唱し「この歌で、今年は『年末』を目指したいと思います。年末、あいてます」とアピールした。

 デビューから丸3年となる6月3日には、東京・有楽町のよみうりホールで初のコンサートを行う。ぬくもりがある歌声が“ビタミンボイス”と呼ばれる三山は「1人でも多くの人の笑顔が見たいし、心がほんわかするようなコンサートにしたい」と大舞台への意気込みを語った。