映画監督の高林陽一氏が15日午前11時33分、肺炎のため京都市の病院で死去した。81歳だった。京都市出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主はおい正喜(まさき)氏。

 59年の「南無」で監督デビュー。日本の実験映画、個人映画の草分け的存在として活躍した。代表作に横溝正史原作の「本陣殺人事件」(75年)、芸術選奨文部大臣新人賞を受賞した「金閣寺」(76年)など。