俳優でタレントの上地雄輔(33)が27日、東京・新宿駅前で、12枚目シングル「檸檬」の発売記念イベントを行った。

 現在南フランスのマントンで行われている世界的に有名な「レモン祭り」の実行委員会のお墨付きを得て「遊助

 レモン祭り

 in

 JAPAN」と銘打ったイベントも行った。

 ジャケット写真では、本物のレモン5000個を使っている。この日発売した新曲が、すでにフランスのレモン祭りで放送されていることを知り、「フランスが先乗りし過ぎて、本人がびっくりしています。でも聞いてほしい曲が、フランスまで届いてうれしい」と笑った。

 実は「檸檬」は、2年半前に遊助が作詞した曲。失敗や挫折も、振り返れば甘酸っぱい思い出になるという前向きな人生の応援歌だが、歌詞に「乗り越えた壁は

 波や風よけ

 これからもずっと守るよ」など、直後に起こった東日本大震災を連想させる言葉があったことから発売を中止した。

 この日は「お蔵入りするところだった」と話したが、どうしても伝えたいメッセージが詰め込まれていたそうで、2年半の時を経て発売にこぎ着けた。「老若男女にエールを送る歌。皆さんの栄養になるように作りました」。

 17日付のブログに、1月に胃腸炎のため救急車で搬送され、数日間入院していたことをつづった。反響は大きく、100件を超すメールが届いたという。「すごい前のことなので(ブログで)書いたら、こんなになっちゃって」と、自ら騒動に火をつけた格好の胃腸炎の話題に関しては終始苦笑いだった。「でも本当に大丈夫ですから。ああいう心配させるようなことは書きません。ブログも続けますし元気を伝えたい」と最後は笑顔で締めくくった。

 [2013年2月27日18時26分]日刊スポーツのオススメ