異色の演歌ユニット、佐田鏡五一郎(さだかがみ・ごいちろう)が30日、都内でふれあいライブを開催した。キングレコードに所属するベテラン歌手の佐々木新一(66)鏡五郎(68)池田輝郎(60)の3人ユニットで、昭和歌謡の素晴らしさを現代に伝え、昭和を支えてきた高齢層に敬意を表することをモットーに結成された。

 昨年11月に春日八郎、三橋美智也、村田英雄のカバーアルバム「あゝふるさとよ~平成三人衆」を発売。今年3月発売の新曲「あゝふるさとよ」も好調で、この日は満員となる150人の中高年が駆けつけた。新曲をはじめ、春日メドレーの「赤いランプの終列車」「別れの一本杉」、三橋メドレーの「リンゴの村から」「哀愁列車」、村田メドレーの「王将」「無法松の一生」などを披露した。

 佐々木は「佐田鏡五一郎の歌としてみなさんの耳にちゃんと届けられたら大成功です」。鏡は「これからも若さを保ちながら歌いたい」。池田は「これからも3人で歌っていきたい」と話していた。