デビュー10周年の演歌歌手北山たけし(39)が21日、ファンとの交流イベント「新星堂プレゼンツ

 北山たけしと行くぶらり旅パート5」を横浜市内で行った。

 初めて納涼屋形船に乗り込み、ファン50人とクルージング。新曲「路地あかり」など3曲を披露し、「ファンの方とぶらり旅ということで、5回目です。いつも天候に恵まれて。晴れ男です」と笑った。

 デビュー10周年を迎え、師匠の北島三郎(76)に「10年で一皮むけると言いますが、師匠には『しっかりむけろよ』と。どの皮をやぶっていいか分かりませんが、しっかり頑張りたい」と決意を語った。

 そんな北山の真摯(しんし)な思いは、イベント回数にも表れている。今年はすでにファンとの交流イベントを4回、キャンペーンに至っては50回を超える。関係者は「例年以上のハイペース。月2回休めるかどうか」という。原点に立ち返り、北山なりに考えた「一皮むける方法」はファンとの触れ合いだった。「節目でファンの皆さまにありがとうを伝えることをテーマにしまして。皆さんにふれあえる場を多く作っています」と話した。

 数少ない貴重な休日は、競馬ファンで馬主でもある北島に付き添い、競馬場に足を運ぶことが多い。「いつも師匠と競馬場にぶらりと」。この日は、北島の愛馬キタサンラブコールがJRAの函館2歳ステークス(G3)に出走。愛馬のため函館競馬場に出向いた師匠に付き添うことはできなかったが、「先に買ってあります。(キタサンラブコールの)単勝、複勝しっかり抑えました」という。歌では師匠に到底及ばない北山だが、「馬券は僕の方がうまいと思います」とにやり笑った。