俳優藤原竜也(31)と西田敏行(65)が11日、テレビ朝日系特別ドラマ「いねむり先生」(9月15日午後9時)の都内で行われた会見に出席した。

 妻の夏目雅子さんを亡くした伊集院静さんの自伝的小説を基に、1人の男がギャンブルの神様と言われる作家と出会い、旅打ちをしながら妻を亡くしたショックから再生する姿を描く。

 主演の藤原は西田との共演に「撮影で常に一緒にいて、マージャンをして、お酒を飲み、競輪場に行って。西田さんと一緒にいる空気で心を揺さぶられた」と感激。作家を演じた西田は撮影中に実際に宝塚記念の馬券を買ったようで、「参加する程度で買ったんですが、たまたま来て。名前が敏行なので10番と4番みたいな買い方ですが、二十数万。(モデルの)阿佐田哲也先生の魂がおりてきた感じです」とうれしそうに語った。

 西田は、夏目さんとは78年放送のドラマ「西遊記」で共演した。「雅子さんがある男性と恋に落ちている時と撮影時期がかぶっていて、当時の輝きを目の当たりにしている。伊集院静ってどこの馬の骨と思ったが、こういうバックボーンがあったことを知り、本当のいとおしく思った」と語った。