週刊文春は11日午後、CHAGE&ASKAの所属事務所に反論した。同誌は9日発売号で薬物吸引疑惑に揺れるASKA(55)の告白記事を掲載したが、10日に事務所が公式HPで「(記事は)本人承諾したものではない」と主張した。しかし、週刊文春編集部はこれは事実に反するとしてこの日、同誌公式サイトで以下の反論文を掲載した。

 「ASKAさんの所属事務所は本誌記事について公式ホームページ上で、『(記事掲載は)本人が承諾したものではありません』と発表しています。しかしながら、本誌記者は事前に取材依頼の手紙と質問状をASKAさんに渡しており、インタビューはそれを基に行われたものです」

 その上で「ASKAさんの事務所は『記者も取材ではないことに同意した』とも主張していますが、そうした事実はありません。記事の扱いについて、ASKAさんは本誌記者に『任せます』と伝えており、記事はそれを受けて掲載されました」と事務所側の主張を全面的に否定し、記事の正当性を訴えた。

 9日発売の同誌に掲載されたインタビューの中で、ASKAは、覚せい剤吸引疑惑を否定する一方で、興奮剤の安息香酸ナトリウムカフェイン(アンナカ)を使用していたこと、その入手含めて暴力団関係者と関係があったことを認めている。ASKAの事務所側は10日、週刊文春の記者に無断で接触してコメントしたことを憂慮し、ASKAの活動自粛を発表している。