市川海老蔵(36)が長野・志賀高原に「海老蔵の森=ABMORI(えびもり)」を作ることになり、20日、都内で会見した。

 きっかけは昨年夏のブログでのひと言だった。「地球温暖化、空気の汚染などで自分に何が出来るだろうか」とつぶやいたところ、「海老蔵の森を作ったら」とのコメントがあった。「直観的に面白い」と思った海老蔵は妻の小林麻央に相談したところ、日本テレビのキャスター時代に植樹をしたことを聞き、植樹活動の専門家である宮脇昭元横国大教授を紹介され、志賀高原に「海老蔵の森」を作るプロジェクトに発展した。

 海老蔵は「割りばしなど消費する側だったけれど、何かやってみたくなった。未来の子どもたちのため自分で出来ることをしたかった」と話した。志賀高原の以前はスキー場だった0・3ヘクタールの山に1万本の木を植樹する計画で、志賀高原のある山ノ内町も全面協力し、「ABMORI寄付金」の事務局を設置した。

 6月1日の植樹式典には海老蔵も麻央ら家族で参加する。「ひと言がこんなことになって、自分でも驚いてます。いい人になろうとは思わないけど、継続的に続けたい」と話した。