演歌歌手工藤あやの(19)が14日、東京・赤羽自然観察公園でデビュー曲「さくらんぼ

 恋しんぼ」の発売記念イベントを行った。

 CD購入者から抽選で20組40人を招待し、ミニライブと工藤の故郷・山形名物の芋煮を振る舞った。

 母郁子(58)も東北地方を中心に活動する歌手で、民謡歴42年の大ベテラン。山形市内で総菜店も経営しており、この日は、郁子が地元で下ごしらえをしてきた牛肉、野菜など約80キロ60人分の芋煮と5キロ分のご飯を用意してファンに振る舞った。「母と一緒に作りました。工藤家の味そのものです。たくさん食べてください」。

 芋煮を1人1人に手渡した後にはミニライブを実施し、巣鴨地蔵通り商店街で購入したもんぺ姿で、デビュー曲や山形県の民謡「花笠音頭」など6曲を披露。ステージから「まずは私の顔と名前を知ってください。そして性格もひっくるめて好きになってもらえたらうれしいです」とアピールした。最後に「これからも、めんこがって(かわいがって)ください」と山形弁であいさつすると、全員から大きな拍手。ファンの心と胃袋としっかりとつかんでいた。

 今月25日にはNHK「歌謡コンサート」に出演。山形県民謡王座決定大会少年少女の部で2度の優勝を誇る実力者が、いよいよ本格的に全国に歌声を届ける。「目標は…。欲を言えば新人賞。とにかく頑張ります」。アイドル並みのキュートなルックスで年末の目標を語った。