デビュー20周年を迎えた演歌歌手・岩本公水(39)が4日、秋田・羽後町の実家の水田で、ブランド米あきたこまちを使用した「公水こまち」の田植えを行った。

 この日は岩本の誕生日で、15曲収録の記念カバーアルバム「うたこまち~昭和歌の語りべ~」の発売日。アルバムタイトルは、20周年記念曲「道の駅」を作曲した巨匠・船村徹氏(81)があきたこまちにちなんでネーミングした。アルバムには「冬の華」(ちあきなおみ)「哀愁波止場」(美空ひばり)など、船村作品も6曲収録されている。

 デビュー当初から実家の水田を「公水こまち栽培田」として田植えを行ってきた。しかし、ここ数年は多忙で、岩本が田植えに参加したのは10年ぶりという。栽培田は3反で、10月末には30俵(1800キロ)が収穫されるという。岩本は「ここでできるお米は日本一と思っています。お米同様、歌も豊作を目指します」。お米は抽選で全国のファンにプレゼントする予定。10月5日の秋田を皮切りに、11月17日の東京・浅草公会堂まで、全国5都市で20周年記念コンサートツアーも行う。