クレイジーケンバンド(CKB)のボーカル横山剣が初めて企業の社歌を手掛け、都内で開かれた発表会で披露した。業務用食品卸の西原商会(鹿児島市)の社長がCKBのファンだったため作詞作曲を依頼。横山は「イイネ!」と、おなじみの決めぜりふでアピールした。

 タイトルは「世界、西原商会の世界!」。食品を届けるという業務内容を、軽やかなリズムに乗せて歌った。さびは社名を連呼し、印象に残る楽曲に仕上がった。

 横山は制作にあたって「音楽ファンならずとも口ずさめる、親しみのある、だけどかっこいい。一番ハードルの高いところを目指しました」。

 これまで校歌を作ったことはあるが、社歌は初めて。だが、「プレッシャーだと考えると固まってしまうので、肩の力を抜いて楽しいムードで臨みました」と話した。

 社歌を使った新CMが6月下旬から福岡地区のテレビで放送される。また、9月に発売予定の新アルバムに収録するほか、同月から始まる全国ツアーでも披露する予定だ。