東京地裁は2日、覚せい剤取締法違反(使用と所持)などの罪で起訴された歌手ASKA(本名・宮崎重明)被告(56)の初公判を、8月28日に開くと明らかにした。ASKA被告は起訴内容を認めるとみられる。関係者によると、同日に結審する見通しで、数週間以内に判決が言い渡される可能性がある。

 弁護側は先月30日、保釈を請求しており、地裁は近く可否を判断する。

 ASKA被告は、自宅で覚せい剤と合成麻薬MDMAを所持したなどとして、2回起訴された。警視庁によると当初は逮捕容疑を否認していたが、その後「眠気をとって集中するため、覚せい剤を使った」と認めた。「使用は2、3年前からで、暴力団などから入手した」と話しているという。

 ASKA被告の知人で、覚せい剤取締法違反(使用)の罪で起訴された栩内香澄美被告(37)の初公判は7月22日に予定されている。