芸能生活50周年を迎えたタレント坂田利夫(73)が16日、大阪・岸和田市役所で、同市の信貴芳則市長(53)を表敬訪問した。

 坂田は50周年企画として、昨年12月から「応援していただいた皆さまにアホと笑いをばらまきたい」として、全国各地で市民参加型イベントを開いて回っており、17日には岸和田・浪切ホールで行われる「新春吉本新喜劇&バラエティショー」の中で、坂田利夫50周年スペシャルコントを上演。同コントに信貴市長の出演が決まり、今回の表敬訪問となった。

 岸和田市役所は、岸和田城のお堀の周りにあり、永遠の独身貴族を自称する坂田は「お城、きれいですね。嫁はんもらうなら、岸和田の人や」。信貴市長は「お城でウエディングができますので、ぜひ」と、相手もいないのに、岸和田城挙式を勧め、笑いを奪った。

 坂田と喜劇に挑戦する信貴市長は、なかなかの“返し”の腕を持つようだが「(浪切ホールで)あいさつをしたことはありますが、明日はチャレンジなので、めちゃ緊張しています」。これに坂田は「思いっきりいじめたろうかなと(笑い)。アホの気持ちになっていただいてやってほしいですね」と、アドバイスしていた。