広末涼子(32)稲垣吾郎(39)の共演映画「桜、ふたたびの加奈子」(栗村実監督)が6日、初日を迎え、東京・新宿ピカデリーで舞台あいさつを行った。

 交通事故で娘を亡くした夫婦の心の葛藤と再起していく姿を描く。広末は夫役の稲垣に対し、「イメージが変わりました」と明かした。

 「王子様的だったり、インテリでクールといった印象でしたが、どこにでもいる田舎のお父さんになってほしいという監督の指示を誠実に悩みながら、演じていました。稲垣さんが子供に感情移入したり、感動してる!

 と思ったら、自分もグッときて…。温かいイメージに変わりました」。稲垣は広末の言葉に「子供が苦手そうですもんね。イメージが」と苦笑いしていた。

 また「作業着がタイトシルエットじゃないのもどうかと思いながら、髪ももう少し短くしてみたり、声を大きくしたりとやってみました」。普段のこだわりを捨てて役を演じきったという。

 舞台あいさつには福田麻由子、高田翔が出席した。