評論家、作家など幅広い活動で知られる岡田斗司夫氏(65)が、大腸がんで手術を受けたことを29日までに自身のYouTubeチャンネルで公表した。

岡田氏は「生還しました」とのタイトルで動画をアップ。「大腸がんで入院しておりまして、都内の病院で10日間入院して、内視鏡手術を受けてきました。大腸がんと言っても、ステージの1ぐらい、0か1の間で1寄りと言われていて」と振り返ると、リンパ節への転移がなかったことも明かし「これで完治の見込みなんですね」と報告した。

「ただね、すごいつらかったんですよ、手術が」と、苦労も語ると「もう1回、手術したら寿命が5年ぐらい伸びると言われても断ろうかな」と笑った。

前週24日に退院したが「現状は体力がメチャクチャ落ちている」と説明。「フル充電してもすぐに残量30%ぐらいになっている。食い物を消化するだけで体力を使って、ごはん食べた後動けなくなる、というのを生まれて初めて体験した」と話した。

岡田氏は80年代にアニメ制作会社「ガイナックス」を設立し、現在でも評価の高い「王立宇宙軍 オネアミスの翼」「ふしぎの海のナディア」などを世に送り出した。サブカル全般に精通し、著書も多数。自身の社名にもついた「オタキング」の愛称でも知られる。