映画「黒執事」(1月18日公開、大谷健太郎、さとうけいいち両監督)の一般試写会が16日、大阪市内であり、約3年ぶりの映画復帰となる水嶋ヒロ(29)が舞台あいさつを行った。

 超人気コミックの実写映画化で、水嶋は完璧な執事セバスチャンを演じる。共演の剛力彩芽(21)、松橋真二プロデューサーとともに登場すると「本当に自信作になりました。今回は出演者として、いかに貢献できたかより、作品をどれだけおもしろいと思ってもらえるかが、気になります」とあいさつした。

 松橋プロデューサーによると「水嶋さんなしで、この企画は成立しなかった」といい、出演を渋る水嶋に対して原作コミック、アニメのDVDを一方的送りつけ「どうしたら、おもしろくなるか」と問い掛けて制作者的感性を刺激し、出演に持ち込んだという。

 水嶋は「とにかく『僕じゃなくちゃダメ』と言われ、必要とされる喜びを感じた。ストーリーを作っていけることがおもしろかった」という。実際、ラストシーンのセリフは水嶋が考案したもので“プレーイング・マネジャー”としての映画復帰となった。