歌舞伎俳優市川海老蔵(36)が20日、東京・丸の内TOEI1で行われた主演映画「喰女-クイメ-」(三池崇史監督、23日公開)完成披露試写会で、前日19日に自宅車庫に車が突っ込んだ事故について振り返った。「映画が四谷怪談を描いています。お岩さんののろい?」と聞かれると「控室で話していたら、おのおの、いろいろなことが起こっているということで結構ゾッとしたなと。うちは昨日、たまたま車が突っ込んできて…よく分からないけど」。

 この日、都内の自宅から劇場までどうやって来たか聞かれると「(配給の)東映さんが用意して下さった車に乗って参りました。でも快適で良かったっすよ。ありがとうございました」と笑みを浮かべた。

 この日のイベントでは「女は怖い?」「浮気は男のかい性か?」などと、海老蔵、柴咲コウ(33)中西美帆(25)三池監督に、映画に沿った際どい質問が飛んだ。その流れで、司会から客席に「浮気したことがある人?」と質問が飛んだが、手を上げる人はいなかった。すると海老蔵は「みんなウソつきだ!!」と笑いながら突っ込んだ。

 その後、海老蔵は、試写会で映画を見た女子高生の中で、海老蔵と劇中で演じた女好きな俳優が重なって見えたという一部の生徒から「海老蔵、最低…」との声があったと自ら明かした。そして「彼(演じた役)は自分に正直…俺じゃない!!」と完全否定した。すると三池監督から「そうとしか見えない。ドキュメンタリーなんだよ」と突っ込まれた。海老蔵は「やめますか、この映画。明後日(の公開)やめよう!!」と声を大にして公開差し止めを要求。そんな海老蔵の姿に、場内は笑いに包まれた。