92年に26歳で死去したロック歌手尾崎豊さんが25日、十七回忌を迎えた。尾崎さんが眠る埼玉・所沢の墓地には大勢のファンが訪れ、花や酒を供えた。午前6時に訪れた猪股央さん(28)は「11歳の時から曲を聴いていますが、今でも尾崎は特別」と語った。
尾崎さんの死後、多くの関連書籍を執筆した父健一さん(82)は朝霞市の実家でこの日を迎えた。「豊の歌詞には自由を強調して哲学が入っていた。だから老若男女問わずファンが増えているのかもしれません」。健一さんは幼少時代の尾崎さんに短歌の手ほどきをした。小学6年のハイキングで初めて作った「父の後
追いつつ下る山道に
若葉漏る陽の
かすかにさせり」「満員の
電車の中の女の子
電車揺れる度
顔しかめおり」の2作は今も忘れられない。「短歌のなかに言葉遊びのおもしろさを見つけたのでしょう」と、長く愛されるカリスマロッカーの原点を振り返った。




