歌手MISIA(29)が、NHKのBSハイビジョンの特集番組「MISIA

 Live

 for

 AFRICA

 ~アフリカのためにできること~」(7月5日、午後8時)に出演する。ナレーションとリポートに初挑戦し、貧困など問題が山積するアフリカの現状を伝えようという番組。MISIAのテレビ出演はほとんどなく、過去放送されたライブ番組はNHKとWOWOWで数えるほど。98年2月のデビュー以来、ライブ番組以外の番組は今回が初めてという。

 90分間の番組では、MISIAが今年5月の「アフリカ開発会議」に合わせて歌手久保田利伸、バイオリニスト川井郁子らと開いたライブの模様と、MISIAが昨年、アフリカ最大級のスラムといわれるケニア・ナイロビの「キベラスラム」を訪ねた際の映像が放送される。80万人以上が暮らすとされる「キベラスラム」の映像は珍しく、“素顔”のMISIAが、歌や踊りで現地の子どもたちと交流した様子などが収録されている。

 数年前から貧困などアフリカの問題に関心を持つようになったというMISIAは「アフリカでの問題は、私たちへのメッセージでもあると感じています。そのメッセージをたくさんの方と感じ合い、考え合いたいです。アフリカに行き、感じた喜びも悲しみもつながりも伝えたくて、思いをこめました」とコメント。番組の長尾賢治チーフ・プロデューサー(51)は「あり得ないというぐらい、彼女の素顔や人間性が出ている番組」と話している。