松山千春1カ月ぶり復帰も禁煙拒否
6月末に不安定狭心症と診断され、緊急手術を受けたフォークシンガー松山千春(52)が、約1カ月ぶりに復帰した。20日、レギュラーラジオ番組のFM NACK5「松山千春のON THE RADIO」の生放送に出演。7月に再手術したことを明かすなど、症状は決して軽くなかったが「やられた時はそれはそれで。これからも歌手として暴れたい」。強気の千春節も復活した。
ツアー滞在先で倒れてから1カ月。復帰した番組は通常、東京で収録されるが、この日は療養中の札幌市内にあるテレビ局のスタジオで行われ「本当にご心配、ご迷惑をお掛けしました」とファンにわびた。
体重が3キロ落ちたものの、言葉や表情は元気だったが、数日前まで予断を許さない状態が続いていた。「心臓を手で握られたような経験のない痛みで叫んだ」と、大阪で倒れ、救急車で搬送された病院で緊急手術を受け入院。7月3日に退院後、同7日に札幌市内の病院に再検査のため入院した。診断の結果、14日に再手術を受け、16日に退院したばかりだった。
大阪の医師から「飛行機に乗れる状態ではない」と止められたが、強引に故郷の札幌に移動。再手術を受ける前に「タバコをやめないと手術しない」と言われたが受け付けなかった。変わらぬ頑固も、体は正直だった。大好きな競馬中継も「チラチラする」と見なかった。愛読するスポーツ紙も目に入らず、小田和正ら友人からのメールもしばらく返信する気力が落ちた。
しかし、入院中に「戦う気持ちがないと病気に勝てない。とにかくどんなことをしても歌うぞ」と、新曲「思ひ」など自分の曲を聴き直した。「オレって天才かも。後世に残さないとまずいぞ。新しい企画(CD)を出すぞ」と、意欲を取り戻した。
半年は療養が必要なはずでも、早期復帰するという。「8月29日に大阪でやしきたかじんさんとイベントをやります」と明言。キャンセルした7公演についても「10~12月に全国を回っていきたい」。中でも故郷、北海道足寄町での公演は「わが町の開町100年記念事業だしね。秋に絶対にやるから」と誓った。
この日、番組リスナーからも「絶対、タバコはやめて」と懇願されたが「約束できません」と拒否。「オレ、神さまからの休養はいらない。歌ってくたばる方が本望ですから。自分らしく人生を歩んでいきたい」。しばらく、札幌市内の自宅で療養し、週1回の同番組に出演しながら、本格復帰を目指す。
[2008年7月21日9時7分 紙面から]
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