男性デュオ、コブクロが6日、和歌山市・紀三井寺(きみいでら)運動公園陸上競技場で2万4000人を集め結成10周年記念ライブを行った。和歌山は所属事務所の所在地で、2人にとって第2の故郷。東京・羽田空港から、ツアー客のファン400人を乗せた特別チャーター機JAL5296(こぶくろ)便が運航し、和歌山市のテーマパーク、ポルト・ヨーロッパでは、レコード大賞やステージ衣装を展示した「コブクロミュージアム」(7日まで)が開催された。

 炎天下のライブで小渕健太郎(31)は「ハーモニーの『和』と『歌』の字が入っている和歌山はコブクロの県です」と言った。結成直後の99年、2人はポルト・ヨーロッパ園内で年に十数回路上ライブを行っていた。無名だった当時、同園のスタッフがおにぎりや天ぷらを差し入れ、CDを流して応援してくれた店舗もあった。見物客は徐々に増え、01年には4500人が集まった。以来「FANFESTA」として毎年、和歌山でライブを行ってきた。

 普段は7000人規模の恒例ライブも節目の今年は2万4000人を動員。コンサートグッズの限定販売会場になったポルト・ヨーロッパには通常の6倍の1万8000人が来園した。入場料(1400円)収入だけでも2500万円を超える計算で、来場客が場内で使った飲食代などを含めれば5000万円を超える経済効果。おにぎりや天ぷらの恩をたっぷり返した。

 ライブは新曲「時の足音」(10月29日発売)など17曲を披露したうち、10曲が和歌山でストリートライブを行っていた時代に作ったものだった。黒田俊介(31)は「10周年、やらせてくれてありがとう」。最後は、デビューのきっかけになった「桜」をマイクなしのアカペラで歌い「恩返しライブ」を締めくくった。