国民栄誉賞が贈られた作曲家遠藤実さん(享年76)が、30年以上前に自らヒット曲を歌ったアルバム2作がCD発売される。75年発売の「人生演歌」と79年「流れ行く風の歌」で、「人生-」では12曲のうち「星影のワルツ」など4曲が、「流れ-」はアジア全域で数千万枚のヒットとなった「北国の春」や「くちなしの花」など12曲すべての作曲を手掛けている。28日に発売する。「リズムは人生の足音であり、メロディーとポエムは心の語らいであり、ハーモニーは共鳴しあう友である」などと記した「人生演歌」の歌詞カードもそのまま再現。5000曲以上を世に送り出した大作曲家の貴重な歌声が、よみがえる。

 29日には遠藤さんの「お別れ会」が行われる。

 [2009年1月28日8時14分

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