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「起きろよ!」トシ坊10分間に合わず

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フォーリーブスの左からおりも政夫、江木俊夫、北公次
フォーリーブスの左からおりも政夫、江木俊夫、北公次

 青山孝史さん(享年57)の死去で3人になってしまったフォーリーブスのメンバー、江木俊夫(56)おりも政夫(55)北公次(60)が28日、都内で会見した。

 リーダーの江木はこの日早朝連絡を受け、病院へ駆け付けたが、臨終から10分後だった。まだ足が温かかった。「まさか、おいっ! 起きろよ!」と声を掛けたという。歌い出しそうなくらい安らかな表情だったが、反応はない。温かい足を手に取って「足、もんでやるよ」と、声を掛けたという。

 おりもは舞台があった岡山・倉敷市から青山さんの自宅へ向かい、対面した。地方での仕事が続く中、1日だけあった移動日に受けた訃報(ふほう)だった。気遣いの人だった青山さんを思って「はかり知れない何かを感じました」と話した。グループ最年長の北は、髪をなで「よく頑張ったね、ありがとう、ご苦労さま」と話し掛けたという。

 3月29日の東京厚生年金会館でのラストコンサートを目指していたが、今月10日の東京・西新井でのコンサートが、4人がそろう最後のステージになってしまった。年末、名古屋・御園座と大阪・新歌舞伎座での公演では、最後に「マイ・ウェイ」を4人で歌った時、江木は隣の青山さんが目に涙をいっぱいためていたのに気付いたという。

 最近の青山さんは楽屋で横になっていることも多く、しゃべるのもおっくうだったようだが、ステージに立つと、別人のようにビシッとしたという。3人とも「(ラストステージに)立たせてあげたかった」と、涙をこらえた。

 3人の気持ちは同じで「フォーリーブスの4つ葉は、誰が欠けてもだめ」。江木は青山さんのことを「フォーリーブスの声は青山の声。最高の男。かっこよかった」と評した。残り3公演は、構成を再検討した上で、予定通り行う意向を示した。「生まれ変わっても、またどこかで会える」(北)きずなで結ばれた4人。天国へ向かう4つ葉の1枚に向かって、3人は歌い続ける。

 [2009年1月29日8時12分 紙面から]


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