デビュー30周年を迎えた男性デュオCHAGE

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 ASKAが30日、公式ホームページとファン会報で無期限活動休止を発表した。所属事務所名義で発表された文書で、2人の迷走ぶりも明かされた。「活動休止」という表現だったが、1度は解散を決めていた。発表は「08年、2人はソロ活動を行う中、ソロとしての意識がさらに高まってきました。そして1度は、CHAGE

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 ASKAとしての次の約束ができないのであればグループを解散し、CHAGE、ASKAとして活動していくという決定がなされました」とつづられている。2人で歌う機会がなくなったことを意味していた。

 ファンクラブ会員への報告前の今月9日、日刊スポーツが解散を報じた。同事務所はすぐに「解散しない」と表明した。しかし、今回の発表では「解散という断定的な報道については否定させていただきましたが、発表に至るまでの過程で、解散を含んだ話し合いが行われていたことは事実です」と付け加えた。報道によって揺れた決意は、コンビ名を残したままでソロ活動に専念する、ここ数年の状態を継続することで落ち着いた。

 同じ30周年で無期限活動休止を発表したサザンオールスターズは「必ず帰ってくることをお約束いたします」と宣言した。チャゲアスの所属事務所は「確かに次のことは書いていません。読まれた方の判断に任せます」としている。2人の知人は「もうそろって歌うことはないだろう」と話す。2月4日に30周年記念ベスト盤を発売する。

 [2009年1月31日9時14分

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