渡哲也(67)が「1人娘」上戸彩(23)にメロメロだ。2人が親子を演じるテレビ朝日系スペシャルドラマ「結婚」(年内放送予定)がこのほど、福島・いわき市の豊間海岸ロケでクランクアップした。約1カ月の収録で「ここまで名残惜しい気持ちになったのは初めて」という渡は、記念品として上戸にティファニーのペンダントをプレゼント。俳優人生初の愛情表現だった。

 澄み切った青い空。サーフィンのメッカとして知られる美しい白砂のビーチに波音が響く。渡演じる結婚に反対し続けた父親が、上戸演じる1人娘に対し、自分の経験を交えて語りかける。照れくささからか、話し終えるとそそくさと去る父親。「待ってったらぁ」と少し甘えた声を出しながら追いかける娘。ドラマ後半のクライマックスシーンが最終カットとなった。スタッフから「OKです!」と声が掛かる。渡と上戸は肩を抱き合い、1カ月間に及んだ収録の充実感を分かち合った。

 渡は「四十数年俳優をやってきましたが、ここまで名残惜しくさびしいという気持ちになったのは初めてかも知れません」と言った。本格的には初共演ながら自分を「渡パパ」と呼び、収録初日から懐に飛び込んできた上戸の存在が何より大きかった。上戸からは「やさしさの塊。大好き」と慕われた。渡は「(収録が進むにつれて)ますますかわいいと思いようになりまして」と目尻を下げた。実生活で30代半ばを迎える1人息子がいる。1人娘と過ごした日々は、仕事とはいえ濃厚な思い出を残した。

 収録終了後、高級ブランド、ティファニーのゴールドのペンダントを手渡した。共演の記念に「To

 Aya

 From

 Watari

 Papa」と刻印した。これまで共演者に記念の贈り物をすることはあったが「女性に身に付けるものを差し上げたのは初めて」と明かした。

 同ドラマは橋田寿賀子さんが脚本を手掛け、石井ふく子さんがプロデュース。渡がこのコンビと組むホームドラマのスペシャル版はこれで3作目。石原プロ小林正彦専務は、今回の作品が渡にとって「ホームドラマの完結編と思っていただいてもいい」と話した。けじめの作品で最愛の娘に出会った。

 [2009年5月18日7時50分

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