歌手吉田拓郎(63)が、22日に開催を決めたばかりの25日の静岡・つま恋、8月3日の東京・NHKホールの公演が23日、急きょ中止になった。所属レコード会社が発表した。
拓郎は、慢性気管支炎の悪化を理由に両公演の開催決定を慎重に検討してきたが、22日に予定通り行うと発表したばかり。この日夕方、車でつま恋に向かったが、川崎市付近で体調を崩して、東京に戻って都内の主治医を受診。慢性気管支炎が完治しておらず、当分の間の自宅療養が必要との診断を受けて両公演の中止を決定した。
拓郎は「最終となるツアーがこのような結末となり本当に無念であります。日常生活に支障は少ないものの、移動と実際のステージとはやはり困難と判断いたしました。僕自身も何とか各地での公演で有終の美をと願っておりましたが、体調の不良には勝てませんでした。このままでは…の悔しさを胸に、吉田拓郎は本日より治療に専念し完全回復を果たします」とのコメントをファクスで発表した。
中止を決めた2公演は、拓郎が「人生最後のツアー」と明言した全国ツアーの締めくくりだった。同ツアーは6月21日の名古屋公演からスタート。8月3日のNHKホール公演まで10公演を予定。しかし、7月7日、翌8日の大阪公演のため東京から新幹線で大阪に向かっている途中で気分が悪くなり、会場入りしたものの開場直前に中止。9日に慢性気管支炎の悪化のため約2週間の療養が必要という主治医の判断で、福岡、広島、兵庫の3公演中止を発表した。だが、つま恋とNHKホールについては経過を見ながら慎重に判断する方向としていた。
「人生最後のツアー」と意気込んでいた拓郎にとって、二転三転した上でキャンセルという後味の悪い結果となった。
[2009年7月24日8時6分
紙面から]ソーシャルブックマーク




