韓国出身の5人組ダンスボーカルグループ、東方神起が1日、解散危機にあると朝鮮日報電子版などが報じた。メンバーのうち、ジェジュン(23)ユチョン(23)ジュンス(22)の3人がソウル中央地方裁判所に対し、所属事務所「SMエンタテインメント」との専属契約の効力停止仮処分を申請し、受理されたという。事務所側では「解散はしない。活動は続ける」としている。

 「解散説」は前々からうわさに上り、ファンを心配させてきた。だが、5人とも「東方神起は家族。自分にとってなくてはならない存在」と口をそろえて強調。「解散」はうわさの域を出なかった。だが今回、メンバーと事務所との法的な争いが初めて明らかになった。現在の事務所を離れればグループ維持は難しく、解散説に拍車を掛けた格好だ。具体的な原因については3人の代理人が近く明らかにするとの報道もある。

 渦中のメンバーはこの日夜、熊本で行われたライブイベント「a-nation’09」に出演し、いつもと変わらぬ豪快なダンスと華麗な歌唱をファンに披露。ジュンスが「短い時間ですが盛り上がりましょう」とあいさつするなど、普段通りの熱いステージで盛り上がった。

 事務所と業務提携しているエイベックスはホームページでコメントを発表。「報道について事実確認をしておりますが、現在のところ具体的に把握できておりません」と説明し、ファンや関係者に「大変ご迷惑をお掛けしております」と謝罪した。今後の活動に「変更はない」としている。6日の東京・神宮外苑花火大会にも予定通り出演する。

 [2009年8月2日8時38分

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