歌舞伎俳優尾上松緑(34)の長男藤間大河(たいが)くん(3)が10月の東京・歌舞伎座さよなら公演「音羽嶽(おとわがだけ)だんまり」(夜の部)で初お目見えする。「だんまり」は舞台一面が暗闇の中、さまざまな人物が登場する一種の無言劇。江戸時代からお目見え披露に上演されることが多く「音羽嶽だんまり」は35年の5代目菊五郎三十三回忌追善興行に書き下ろされた。松緑は「将来、成長して私と同じ歌舞伎役者の道に進みたいと思った時には、そう進めるように、親としてレールだけは敷いておいてやりたいなと思っております」。

 [2009年8月19日7時5分

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