三遊亭円楽(76)の27番目、最後の弟子で、三遊亭好楽(63)の長男三遊亭王楽(31)が12月1日から6日間、東京・池袋の東京芸術劇場で真打ち昇進披露公演を行うことになった。

 王楽は2席ずつ演じ、父好楽をはじめ、1日に春風亭小朝、2日に春風亭昇太、3日に立川志の輔、4日に立川談春、5日昼に林家正蔵と林家三平、同日夜は桂米団治、三笑亭夢之助、6日は三遊亭円歌、三遊亭小遊三と、東西5団体(落語協会、落語芸術協会、円楽一門会、立川流、上方落語協会)の人気者が出演。12月14日から20日まで大阪・繁昌亭で東京の落語家で初の披露公演を行うほか、10月は1、2日に横浜にぎわい座(林家木久扇、三遊亭楽太郎、小遊三、志の輔が出演)、1日から10日まで両国寄席(円楽一門会出演)で披露公演を行う。

 王楽は「これまで培ってきたものをアピールできる絶好の場だけど、勝負ですよね。お客さまに納得してもらえる高座にしたい」。師匠円楽も横浜にぎわい座の口上に出るという。

 [2009年8月26日10時54分

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