覚せい剤取締法違反(所持、使用)で起訴され、メンタル面の治療のために都内の病院に入院していた女優酒井法子被告(38)が1日午前中、退院したことが分かった。酒井被告は9月17日に保釈され、会見を行った後、そのまま入院した。2週間の入院中、酒井被告は、メンタルヘルス科で治療を受け、点滴を受けるなどして、心身の状態回復をはかった。この日までに医師の許可が下りたため、退院したようだ。入院中には長男(10)と対面したとの情報もある一方で、否定する関係者もいる。

 酒井被告は港区、世田谷区にマンションを所有しているが、関係者によると、落ち着き先は別の場所で、長男とはしばらく離れて暮らすという。26日に東京地裁で開かれる初公判を、落ち着いた状態で迎えられるように騒動を避けるためと、長男の通学の都合を考えたものと思われる。

 退院までにはまだ数日かかるとみられていたが、セキュリティー面の不安もあって、早めることになった。見舞客は病院に届け出た継母、長男、担当弁護士ら数人に限定したが、病棟に不審者が入ろうとしたことが何度かあったという。

 退院について前所属事務所サンミュージック関係者は「何も連絡は来ていません。退院したということも報道で知りました」と話した。

 [2009年10月2日9時19分

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