歌手中島みゆき(57)が、芸術やスポーツ、学問で功績を残した人に贈られる紫綬褒章を受章することになった。政府は2009年秋の褒章受章者を2日付で発表。3日に発令される。同受章者は678人(うち女性120人)と24団体で、紫綬褒章は25人(うち女性2人)。作曲家久石譲氏(58)、日本体操協会副会長の塚原光男氏(61)らも紫綬褒章を受章した。

 中島は、紫綬褒章受章に際してユーモアたっぷりに喜びを表現した。

 思いがけずうれしいことの表現に「棚からぼたもち」と申しますが、今の私の気持ちは、ぼたもちどころではございません。「棚から本マグロ」。これくらいの驚きでございます。

 ふつう、何かをいただけそうな場合には、たちどころに受け取るのは少々はしたないので、まあ2度くらいは辞退して、それでもとおっしゃるならちょうだいするのが、日本人の奥ゆかしいマナーなのでございましょうが、このたびのような褒章となりますと、到底「ふつう」ではないことですので、辞退なんかしたら2度とこんな機会はないかもと思いまして、即座に「いただきます!」と、お返事してしまいました。

 お世話になってきたたくさんの皆さまに、心から感謝申し上げ、これを励みに、より一層、元気いっぱい歌い続けていきたいと思います。

 [2009年11月2日8時47分

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