嵐が第24回日本ゴールドディスク大賞でアーティスト・オブ・ザ・イヤー(邦楽)を含む史上初の10冠を達成し24日、都内で行われた授賞式に出席した。

 同賞はCDなどの売り上げ実績に基づいて選出。嵐の09年の各売り上げは、シングル244万515枚、アルバム177万1369枚、ビデオ113万枚7092枚でダウンロードは306万8025回。10年連続で売り上げ減と不況にあえぐ音楽業界で、嵐の破格の活躍を実証した形になった。授賞式には大野智、相葉雅紀、松本潤が出席。櫻井翔はドラマの、二宮和也は映画の撮影でそれぞれ欠席した。

 大野はずらりと並んだトロフィー10本を前に「夢じゃないんですね。不思議です」。相葉は「買っていただいた方たちのおかげです。すごい数ですね。抽せんしますか」とはしゃいだ。一方、アーティスト・オブ・ザ・イヤー洋楽部門はザ・ビートルズが受賞。松本は「ビートルズと同じ賞なんて、光栄です」と感慨深げな表情を見せた。

 嵐が授賞式に臨んだ時間は、バンクーバー五輪女子フィギュア浅田真央選手の登場時間と重なった。松本は「あ、ちょうどですね。テレビにかぶりつきで日本選手を応援したいと思います」と腕時計をチラリ。相葉は「終わったらすぐテレビに駆け込みます」と人気アイドルも気になる様子。大野は「僕らとレベルが違う」と恐縮しながらも「今までの練習の成果を出し切って頑張ってください!」とエールを送った。

 嵐の史上初の10冠はまさにゴールドラッシュ。メダルを目指す女子フィギュアの日本代表選手に向けて、縁起が良い応援になりそうだ。

 [2010年2月25日7時43分

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