ジャニーズの若手ホープ、中山優馬(16)が9日、今井翼(28)主演舞台「ROAD

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 PLAYZONE」の初日で、初舞台を踏んだ。ジャニー喜多川社長らが見守る中、華やかなプレゾンの舞台を夢見る等身大の少年を好演。大先輩の今井と堂々と渡り合った。

 中山は「初めての舞台がプレゾン(PLAYZONE)で、振付師がトラビス・ペインさんだなんて、夢のようです」と、目を輝かせた。同舞台は、少年隊が86年から23年間続けたもので、昨年から次世代のジャニーズタレントたちに引き継がれた歴史あるショーだ。中山も、一昨年の少年隊による最後のプレゾンで、日替わりゲストとして一瞬だけ上がっていた。さらに、今回はマイケル・ジャクソンさんの振付師を務めたトラビス氏に指導されて上がったあこがれの舞台。感慨もひとしおだった。

 中山は、08年4月にNHK連続ドラマ「バッテリー」の初主演で俳優デビューを果たした。昨年大みそかにはNYC

 boysで紅白歌合戦にも初出場しており、若手の中でも破格の経歴を踏む存在だ。

 また、12歳ながら、映画「スノープリンス

 禁じられた恋のメロディ」で主演を務めるなど、同じく期待度の高い森本慎太郎もこの舞台に登場した。「皆に付いていくことで、やっと。でも、毎日すごく勉強になってます」。緊張の面持ちの2人を、優しい目で見守る今井は「自分たちの先輩の名に恥じないような舞台にしよう」と呼びかけた。中山や森本らの若手と、主演今井やプレゾン常連の屋良朝幸(27)ら“大人組”が刺激し合う相乗効果は絶大だ。熱い夏を千秋楽の8月22日まで走り切る。【瀬津真也】

 [2010年7月10日6時26分

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