歌舞伎俳優市川海老蔵(32)が出演する東京・新橋演舞場「八月花形歌舞伎」(28日まで)が7日、幕を開け、小林麻央(28)が梨園(りえん)の妻として劇場デビューを果たした。義母の希実子さんがデザインした鮮やかな青の着物姿で、ひいき筋のお客さんや楽屋にあいさつ回りした。麻央は「ちょっと緊張しました」と言いながらも、いつもの麻央スマイルで「ミス、ゼロ~」の劇場デビューだった。
この日午前10時半すぎ、義母の希実子さんがデザインした青地にかすみと水玉模様の着物姿の麻央が劇場ロビーに現れると、「麻央さんだ」「きれ~い」と瞬く間に人垣ができ、携帯電話などで写真を撮る人たちでごった返した。「市川海老蔵」受付の机の横に立った麻央は、希実子さんからひいき筋のお客さんや演劇評論家などを紹介されると「家内の麻央でございます。よろしくお願いいたします」と頭を下げて丁寧にあいさつ。今年3月3日に婚姻届を提出したが、梨園の妻デビューは7月29日の挙式・披露宴後としていた。
8月の歌舞伎は3部制で、海老蔵は6月のロンドン・ローマ公演の凱旋(がいせん)となる第1部「義経千本桜」で狐忠信、第2部「京鹿子娘道成寺」で押し戻しの大館左馬五郎、第3部「東海道四谷怪談」では伊右衛門で出演した。梨園の妻は初日に夫の舞台を見るのが重要な役目。麻央は1階最後方の席に希実子さんと並んで座り、夫の熱演を見つめた。
途中、海老蔵が出ていない舞台の間には、希実子さんとともに演舞場向かいの喫茶店で食事をした。その往復で取材陣から「劇場デビューで緊張しましたか」と聞かれると「ちょっと緊張しました」。ファンから「結婚披露宴、テレビで見たわよ」と声を掛けられると「ありがとうございます」と笑顔を見せた。
この日は午前11時開演で、終演は午後10時前と11時間の長丁場。その間、希実子さんに連れられて楽屋で共演者や長唄や鳴り物などの関係者にあいさつ回りを行うなど、麻央スマイルを絶やさずに「ミス、ゼロ~」で梨園の妻デビューを飾った。初仕事を終えた麻央は、海老蔵が運転する車の後部座席に座り、希実子さんと親子3人で帰宅。長い1日を無事に務め上げた。
[2010年8月8日9時19分
紙面から]ソーシャルブックマーク




