【ロサンゼルス19日(日本時間20日)=千歳香奈子通信員】昨年6月に急死した米歌手マイケル・ジャクソンさん(享年50)の両親が、離婚する可能性が高まった。マイケルさんの母キャサリン・ジャクソンさん(80)が離婚申請する意向だという。夫ジョー・ジャクソンさん(81)の過去のトラブルもあり、キャサリンさんにとっては我慢の限界で、離婚の決意は固いとみられる。

 マイケルさんの両親、ジョーさんとキャサリンさんは49年に結婚した。60年以上に及ぶ結婚生活にピリオドを打つことを決めたのは、キャサリンさんだった。複数のメディアがキャサリンさんが離婚申請することを決めたと報じた。

 原因は、ジョーさんがマイケルさんの死はキャサリンさんのせいだと糾弾し続けたことで、キャサリンさんが耐えられなくなったという。ジャクソン家の関係者は「キャサリンはあまりに長い間、ジョーによって屈辱を与えられてきて、我慢の限界だった。元に戻ることはないでしょう」とコメント。キャサリンさんの固い決意をうかがわせた。

 離婚危機は過去に何度も浮上した。70年代にジョーさんが隠し子をもうけたと報じられたほか、女性秘書との浮気も発覚。ジョーさんの派手な女性関係に悩んだキャサリンさんが何度も離婚を求めたが、ジョーさんは応じなかった。すでに夫妻生活は破綻(はたん)しており、長年別居生活を送っている。ジョーさんはラスベガスで暮らし、キャサリンさんはマイケルさんの3人の遺児とともに、ロス郊外で生活している。

 ジョーさんは「ジャクソン5」を生み出すなど、プロデューサーとしてらつ腕を振るったが、ジャクソン家ではトラブルメーカー的存在としてみられてきた。成功を収めた後のマイケルさんと交流がなかったが、マイケルさんの遺産を巡って、3人の遺児や後見人のキャサリンさんと同額をもらう権利があると主張。遺言執行者を訴えた。今回の離婚騒動は、私生活でも豪腕を振るい続けたジョーさんに対し、キャサリンさんがついに愛想を尽かしたとみられる。

 [2010年8月21日8時58分

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