【シンガポール11日=瀬津真也】アイドルグループAKB48が、「世界一人数の多いポップグループ」としてギネス記録に認定されていたことが、分かった。秋元康総合プロデューサー(54)が10日に、都内でギネス・ワールド・レコーズ・ジャパンのフランク・フォーリー社長から認定書を授与された。正規メンバー48人での認定となる。

 「ひょっとしたら、世界で最も大所帯の歌手グループなんじゃないか?」と、9月に申請したところ、世界記録に認定された。18日発売の書籍「ギネス世界記録2011」に、現在の全48人のメンバー名が掲載されるという。秋元氏は「50歳を過ぎて思うのが、人生は何を目撃したかが自分の財産になるということ。たとえば、巨人軍の黄金時代はこの布陣だったと思い出したりね。そういう意味で『2010年ギネス世界記録の時のAKB48はこのメンバーだった』と、目撃したことが本に残ることがすばらしい」と意義を説明した。

 この日は、今日12日開催のシンガポール公演に向けて、メンバーはリハーサルを行った。宮沢佐江(20)は「ギネス記録なんて、すごい!

 びっくりです。新曲『Beginner』も出荷数がミリオン超えと聞きましたし、記録ずくめの1年になります」と、朗報に感激した。

 秋元氏は「10年後には、前田敦子や大島優子がすごい女優になっていて、この本を見た人が『え~っ、2人ともAKB48だったんだ?』と驚いているかもしれない。そうなったらうれしいです」。ギネス記録に満足せずに、メンバーらにはさらなる飛躍も促した。

 [2010年11月12日8時18分

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